こんにちは!
イラストキネマのオーナー、サオリです。
ご来館ありがとうございます。
今回は映画「ハンニバル」をご紹介します。
“北欧の至宝”ことマッツ・ミケルセン主演で同名ドラマも放送されたレクター博士シリーズ。
天才精神科医で人肉が好物のレクター博士は、今でも根強い人気を誇っています。
そのシリーズの映画の中で最もグロいといわれている「ハンニバル」。
レクター博士シリーズや映画「ハンニバル」の評価などについてご紹介します。
映画「ハンニバル」あらすじ
バッファロー・ビル事件から10年が経過し、ベテランのFBI捜査官となったクラリス(ジュリアン・ムーア)。
そんなクラリスの元へ1通の手紙が届く。
差出人は猟奇殺人犯のレクター博士(アンソニー・ホプキンス)だった。
「バッファロー・ビル事件」とは、「ハンニバル」の前日譚にあたる「羊たちの沈黙」で起こった猟奇殺人事件。
「ハンニバル」はレクター博士とクラリスの関係に焦点を当てているので、クラリスが登場する「羊たちの沈黙」を観ておいた方がスムーズに話に入り込めるかと。
「羊たちの沈黙」でも残酷な描写があり、本作はその方向に思い切り舵を切ったとみられグロさがパワーアップしています。
得意な方は楽しめそうですが苦手な方は「おえっ」となると思うので、決して無理はしないでください。
リドリー・スコット監督
「ハンニバル」の監督は「エイリアン」でおなじみのリドリー・スコット。
「エイリアン」といえばグロい・キモい・不快の三拍子そろった作品で、「ハンニバル」もその期待を裏切りません。
SF映画の金字塔「ブレードランナー」も監督しており、続編の「ブレードランナー 2049」では製作総指揮を務めています。
てっきりSF畑の人かと思いきや、ファッションブランド・GUCCIの創業者一族の崩壊を描いた「ハウス・オブ・グッチ」の監督も務めており、様々なジャンルの映画を撮っている監督です。
ゲイリーオールドマンはどこに出てた?
私が「ハンニバル」を観たのはレクター博士にがっちり心を掴まれていたのもありましたが、「大好きなゲイリーオールドマンが出ているから」というのが一番の理由でした。
ところがいつまで経っても出てこずエンドロールが流れる始末。
調べてみるととんでもない姿で出ていました。
ゲイリーが演じていたのはメイスン・ヴァージャーという大富豪。
レクター博士の被害者ですが、傲慢な性格のため同情できません。
設定上こういう見た目であることが必要なのですが、それにしたって
ゲイリーじゃないとダメだった?
とは思いましたね…。
シリーズの原作はトマスハリスの小説
ちょっとした仕草やセリフから、その人の過去や考えていることがわかる天才精神科医のレクター博士。
数分会っただけで相手の全てを見透かす不気味さは、一度観たら忘れられません。
レクター博士シリーズの原作はトマス・ハリスの小説。
映画は5本制作されており、物語が進む順番に並べると以下の通りです。
この中で一番有名かつ高く評価されているのが「羊たちの沈黙」。
第64回アカデミー賞で作品賞、監督賞など5部門を獲得しており、他のレクター博士シリーズを観たことはなくても「羊たちの沈黙」は観た、という人も多いのではないでしょうか。
私も初めて観たレクター博士シリーズが「羊たちの沈黙」で、この1作ですっかりのめりこんでしまいました。
「羊たちの沈黙」から10年
ついに沈黙は悲鳴で破られる。
このキャッチコピーから「羊たちの沈黙」がヒットしなければ「ハンニバル」も制作されなかったのでは、と考えられます。
レクター博士シリーズの映画は5作とも違う監督が撮っているので、見比べてみるのもおもしろいですよ。
「ハンニバル」を観た感想は「グロぉ…」
「ハンニバル」を観る前に「レッド・ドラゴン」と「羊たちの沈黙」は観ていたので、グロくて残忍な描写はあるだろうなとは思っていましたが、「思っていた以上に不快」というのが正直な感想。
「羊たちの沈黙」のグロ描写はどこか芸術的で、「レッド・ドラゴン」はレクター博士と主人公・グレアムの頭脳戦を楽しめた分、
「ハンニバル」も絶対すごい出来になってるはず!
とものすごい期待して観てしまったんですね。
「ハンニバル」でグロさ以外に楽しめる要素といえば、レクター博士がクラリスに向ける恋慕にも執着にも見える特別な感情なのですが、私はそういうの求めてなかったんですよ…。
レクター博士には人間離れした存在のままでいてほしかった私は、「誰…?」と思いながら冷めた目で画面を見つめることしかできませんでした。
このレクター博士の人間らしい一面を受け入れられるかどうかが、本作を楽しめるかどうかの分かれ目になっていそうです。
人肉を食べるのも人として越えちゃいけないラインを越えていますが、それをはるかに上回るアウトな描写もあり予想以上のグロさでした。
レクター博士がキャラ変した?「ハンニバル」の評価
私はいまいちだったレクター博士シリーズの「ハンニバル」。
他の方はどう評価したのか、見ていきましょう。
高評価
- ロマンチックで良かった
- アンソニー・ホプキンスの演技がすごい
- 最初は気持ち悪かったレクター博士を好きになる
本作でしか見れないレクター博士の新たな一面に人間味を感じ、評価する人も多かったようです。
レクター博士は前回に引き続きアンソニー・ホプキンスが演じていたので、安心して観ていられましたね。
人肉を食べるというカニバリズムな一面からとても受け入れられない人なのですが、映画を観るうち虜になってしまうのも怖いところです。
低評価
- 悪趣味すぎる
- やっぱり「羊たちの沈黙」は超えられなかった
- クラリス役がジョディ・フォスターじゃないのが残念
おそらくレクター博士シリーズの中で最もグロ描写が過激な本作。
楽しめる人は楽しめるのでしょうが、受け付けない人も多くいるでしょう。
私も「無理」と思ったのであまり評価できず。
また「羊たちの沈黙」ではクラリスをジョディ・フォスターが演じているのですが、「ハンニバル」ではジュリアン・ムーアに変わっています。
そのことから「違和感がぬぐえなかった」という人も多く見られました。
ジュリアン・ムーアも決して悪くはなかったのですが、「この役にはこの人!」と定着している俳優がいると「あれ?」となってしまいますよね。
まとめ
映画「ハンニバル」のご紹介でした。
「ハンニバル」の代名詞ともなっているあのシーンでは「観なきゃ良かった…」と後悔しましたが、「好きなシリーズをコンプリートできて良かった」と思うようにしています。
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イラストキネマのオーナー、サオリでした。
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