こんにちは!
イラストキネマのオーナー、サオリです。
ご来館ありがとうございます。
今回は映画「さよならみどりちゃん」をご紹介します。
正真正銘のクズ男と、クズ男を好きになってしまった女の物語です。
原作の漫画や、クズ男役に意外とはまっていた西島秀俊さんについて見ていきましょう。
映画「さよならみどりちゃん」あらすじ
ゆうこ(星野真里)は体の関係を持ったユタカ(西島秀俊)を好きになるが、ユタカには「みどり」という彼女がいた。
自分のことをなんとも思っていないとわかっていながら、ユタカの頼みを断れないゆうこ。
OLとして働きながらユタカにすすめられたスナックで働き、ゆうこの生活はユタカ中心になっていく。
クズ男に振り回されるストーリーなので「なんでこんな男が好きなの?」と思われるかもしれませんが、観ればわかります。
なぜなら西島秀俊だから。
映画を観ればもれなくゆうこと同時にユタカに惚れます。
ユタカが好き
好きになっちゃいけない相手だとわかっていながら抜け出せないゆうこに共感してしまうでしょう。
クズ男が出てくる映画って
クズ男がいかに魅力的に映っているか
ただそれだけにかかっていると思うんですけど、この映画はちゃんと女子のハートをおさえてます。
原作は南Q太の漫画
「さよならみどりちゃん」の原作は南Q太さんの同名漫画です。
あらすじもほとんど原作通りで、ちがっているのは結末ぐらい。
原作のユタカも「モテるだろうなぁ…」と納得するぐらいかっこいいです。
南Q太さんは恋愛の辛さを描いたリアルな漫画を多く描いています。
④さよならみどりちゃん(南Q太)
— 原田時枝 (@TOKIETORQUE) April 5, 2022
これも件の個人書店で探した
恋愛ってこういうものなのかな?と思いながらあまり好きになれない男の子たちと付き合っていた頃
南Q太先生の漫画に出会って、恋とはこういうものであって自分がしているのはこれとはまったく違うものだということを知った
「さよならみどりちゃん」も読んでいるこちらの心がキリキリと痛むぐらい片想いの辛さが描かれていて、ゆうこと同じ状況に身を置いている人は共感せずにはいられないでしょう。
主題歌「14番目の月」もいいぞ!
映画の主題歌は奥村愛子さんが歌う「14番目の月」。
片想いの時にしか味わえない気持ちをつづった曲で、この曲を星野真里さんがカラオケで歌うシーンがすごくいいです。
もともとはユーミンの曲で、スピッツもカバーしています。
幼い時に聴くと恋愛観が固定されかねないちょっと怖い曲なのですが、この曲でユーミンのすごさを知った私にとっては“ユーミンの代名詞”です。
西島秀俊が最高にクズい「さよならみどりちゃん」
「さよならみどりちゃん」の主人公は星野真里さん演じるゆうこですが、女性陣は西島秀俊さんに目が釘付けになるんじゃないかと。
他の登場人物もどこかでユタカを気にしていて、ユタカ中心なところがあるんですよね。
最近の西島さんは誠実な役を演じることが多く、そのイメージが定着しているかもしれませんが、このクズ男ぶりが若さも相まってものすごく似合ってました。
色気があってちゃらんぽらんで、気に入った女にはすぐに手を出しちゃう軽さがあのルックスと釣り合っていて、端的に言って最高です。
映画に入り込めたのは、西島さんに“女がハマるダメ男”としての説得力があったおかげだと思います。
ユタカ役・西島秀俊のプロフィール
ユタカ役を演じた西島秀俊さんは1971年3月29日生まれ。
1994年公開の映画「居酒屋ゆうれい」でデビューしました。
ジブリの「風立ちぬ」では主人公の同期・本庄の声を担当。
「きのう、何食べた?」のおだやかな同性愛者役や、「劇場版 MOZU」の公安警察官役など、さまざまな役を演じています。
西島さんの魅力はやっぱりルックス。
西島さんが嫌いな女性なんていないでしょうってぐらいカッコイイですよね…。
バラエティ番組に出演することもあり、ちょっと天然?な一面を披露することも。
日本中の回転寿司止めても許される。
出演する映画もいくつか公開を控えており、これからも西島さんの活躍が楽しみですね!
「さよならみどりちゃん」の感想
「さよならみどりちゃん」の感想は、
「クズい西島さん、いい…!」
の一言に尽きます。
映画とか小説とか、架空の世界のクズが大好きな私からしたらもうどストライク100点満点!
こういう役は若い時にしかできないと思うので、レアなお姿ですね。
今やったらさすがの西島さんでも痛々しくなると思う。
ゆうこと都合のいい関係であることを一切悪いと思っておらず、思ったことをなんでも言います。
嘘もつきません。
誠実だからではなく、ゆうこの気持ちを1ミリも考えていないからです。
「お前にはなんでも話せるの、なんでだろうな」と不思議そうにゆうこに言いますが「お前なんかどうでもいいし」と言っているようにしか聞こえなくて悲しくなりましたね。
「なんでも話せる」って普通は「あなたに心を開いていますよ」という意味で言うのに、ユタカの口から出ると意味が180度変わるのがおそろしかったです。
「さよならみどりちゃん」の評価
若かりし頃の西島秀俊さんの貴重な演技が観れる「さよならみどりちゃん」。
クズ男にハマる女が主人公の本作の評価はどうなのか、見ていきましょう。
高評価
- ラストが爽快
- ダメな恋愛なのに共感してしまう
- 星野真里と西島秀俊がはまり役だった
やはりキャスティングが評価されているようです。
星野真里さんの薄幸な雰囲気がゆうこにすごく合っていましたね。
映画も原作もラストの方向性は同じで、ゆうこの気持ちの表し方が異なっています。
映画だと主題歌と設定をうまく使っていて、観てるこっちもちょっと救われたような気持ちになっていいんですよね。
低評価
- 西島さんがクズすぎてショック
- クズ男が嫌いなので不快だった
- 主人公に自主性がなさすぎて共感できなかった
「西島さんのイメージが崩れる」とショックを受ける方もいるようです。
自分のこと好きってわかってる女の子に「お前ソープで働かない?」って言うからね…。
ユタカに振り回されるゆうこにイライラするのも、わかるっちゃわかります。
でも西島さんが画面に出てくると「こうなるのわかるわぁ…」となってしまって、気づいたらゆうこに共感していました。
仕事も恋も自主性を持って取り組んでいる人が観ると低評価になるかもしれません。
まとめ
映画「さよならみどりちゃん」のご紹介でした。
観ると西島秀俊さんのイメージが変わってしまいそうな本作は、「一途な西島さんが好き!」という方にはおすすめできません。
ですが今は見れないであろう西島さんの姿は、間違いなくダメ男好きに刺さるでしょう。
片思いを卒業したい
ダメな恋愛の話が好き
クズの西島秀俊が見たい
という方におすすめです。
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イラストキネマのオーナー、サオリでした。
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