映画「バビロン」あの女優がブラピより大活躍!チャゼル監督最高傑作

チャゼル監督最高傑作!映画「バビロン」でブラピを凌いだあの女優は誰?

こんにちは!
イラストキネマのオーナー、サオリです。
ご来館ありがとうございます。

今回は映画「バビロン」をご紹介します。

「タイタニック」と並んでアカデミー賞史上最多ノミネートとなった「ラ・ラ・ランド」の監督、デイミアン・チャゼルの最新作。

映画界で歴史に名前を刻もうと奮闘する人々をド派手に描いており、観客のテンションを常に最高潮にさせる映画です。

現実のハリウッドでもスターであるブラピが、実在した俳優のジョン・ギルバートをモデルにしたスターを演じており、大物特有の余裕とオーラはさすがでしたね。

てっきりブラピが主役なのかと思っていましたが、新進女優としてスターへの階段を駆け上がるマーゴット・ロビーから目が離せません。

そんな「バビロン」を観た感想や評価について、まとめてみました!

最後まで読んでくださるとうれしいです。

監督デイミアン・チャゼル
キャストマーゴット・ロビー
ブラッド・ピット
ディエゴ・カルバ
ジョバン・アデポ
ほか
製作国アメリカ
製作年2022年
上映時間189分
目次

映画「バビロン」あらすじ

映画「バビロン」あらすじ

舞台は1920年代、黄金時代を迎えたハリウッド。

女優志望のネリー・ラロイ(マーゴット・ロビー)と、映画に携わりたいマニー・トレス(ディエゴ・カルバ)は、とあるパーティーで知り合い、お互いの夢について話し意気投合する。

そのパーティーには映画界のスター、ジャック・コンラッド(ブラッド・ピット)、のちに黒人トランペッターとしてのし上がるシドニー・パーマー(ジョバン・アデポ)も来ていた。

微妙に絡み合いながら成功の階段を駆け上がっていく彼らだったが…。

映画の前半はとにかく豪華絢爛、下品で熱狂的な乱痴気騒ぎの勢いに押されまくります。

ところが後半は一転、何がいるかわからない洞窟の中に引きずり込まれ嫌な汗が止まりません。

上映時間3時間超えですが、体感時間はあっという間です。

ただ3時間超えは3時間超えなので、観る前に絶対にトイレに行っておきましょう。

映画終わってからトイレ行ったらめっちゃ混んでた。

デイミアン・チャゼル監督

「バビロン」の監督はデイミアン・チャゼル

「セッション」「ラ・ラ・ランド」で夢を実現するために犠牲を払うことをいとわない人々を描いてきました。

「セッション」では、プロのドラマーを目指す男の子とフレッチャー教官の魂の交流(?)が印象的でしたね。

実はこの鬼教官の地獄のしごきは監督自身の経験をベースにしているそうで、彼はこのことが原因でプロミュージシャンの道を諦め、映画監督の道へ進むことにしたとか。

その後の「ラ・ラ・ランド」では音楽を生み出す苦しさと楽しさを映していました。

音楽と関係が深い映画を撮ってきた監督は今回も期待を裏切らず、選曲のセンスの良さを披露しています。

ひときわ輝きを放つネリー役にマーゴット・ロビー

「バビロン」は複数の人物を中心に物語が展開します。

その登場人物の中で一番輝いているのが、ネリーを演じたマーゴット・ロビー。

その演技が評価され、ゴールデングローブ賞にもノミネートされました。

確かな演技力を武器にハリウッドの頂点へと迫るネリーをいきいきと演じています。

複雑な家庭環境で育ち、地元でバカにされたのだろう彼女の振る舞いは、下品で粗野にもかかわらず非常に魅力的です。

この冒頭のダンスシーンで、ネリーがどんな人物かなんとなくわかりますね。

衣装も目立ちたがりで奔放な彼女を反映しているので、ぜひそこも注目して観てください。

「バビロン」感想:チャゼル監督の最高傑作じゃん!

実は私、映画ブログをやっておきながら長い映画はあまり得意でないのです。

上映時間が2時間半でも「うっ…」と尻込むのに、「バビロン」は3時間超え。

少々不安を抱きつつ観ましたが…

超!おもしろかったです。

あっという間の3時間でした。

チャゼル監督の映画では「セッション」が大好きなのですが、「バビロン」があっさり超えてきましたね。

映画館出る時息切れしてもおかしくないぐらい興奮した。

ものすごいスピードで話が進んであっちへ行ったりこっちへ行ったり、かと思ったら急降下で心臓が凍る思いをしたりと、ジェットコースターに乗っているかのような気分を味わえます。

ネリーとマニーが夢をつかみ、とんとん拍子で前進していく様は「これからすばらしいことが起こる!」というワクワク感に満ちあふれていて、観ているこちらも気分が高揚しました。

自分もパーティーの会場にいるかのようにシドニーのトランペットが鳴り響いて、マニーたちと一緒に時代を駆け抜けた気さえします。

羨望、苦悩、嫉妬、嘲笑、屈辱、恐怖、焦燥。

決して美しくない感情をエンジンに爆走していた彼らですが、やがて時代の波が押し寄せます。

今後のキャリアに悩むジャックがあるゴシップ記者の元を訪れ話すシーンで、ゴシップ記者が言うことが、ものすっごい、いいんですよ…!

ネタバレになるので詳しくは言えませんが、マニーが冒頭で語ることとちょっと絡んでいるんです。

とにかくいろんなことが起こるので、一見ゴチャゴチャした派手な映画に見えますが、序盤とラストでマニーが目指していたものについて映像で見せてくれるので、迷子になりません。

「結局この映画なんだったんだろう…」ってならない。

この映画の主要人物であるマニー、ネリー、ジャック、シドニー全員に共通しているのが、誰一人幸せになろうとしていないところ。

これはデイミアン・チャゼル監督の「セッション」「ラ・ラ・ランド」の登場人物にも共通していて、私のお気に入りポイントでもあります。

幸せになるために頑張っている人より、理由はわからないけどがむしゃらになっている人に惹きつけられるんですよね。

「幸せになりたい」って人類共通の願いだと思うんですけど、幸せより優先しているものがある人が放つエネルギーって、ギラギラしてていびつでどうしても目が離せなくなるんです。

「バビロン」は常にそんなエネルギーが画面に満ちていて、異世界に行ったかのような気分でした。

感想を一言で言うなら「最っ高!」

「バビロン」評価

映画でもなかなか味わえない非日常感を味わえる「バビロン」。

他の方はどう評価したのか、見てみましょう。

映画.comのレビューを参考にしています。

良い評価

  • 展開がスピーディー
  • 豪華で下品でぶっ飛んでる
  • マーゴット・ロビーが最高!

ちょっとだけ冒頭のネタバレをすると、「バビロン」は糞尿まみれの映像に続いてド派手な乱痴気騒ぎから始まります。

上品な場面なんてありません。

ですがその下品さがいいというかクセになるというか、観ているこちらも一緒になって騒いでいる感があるんですよね。

中毒性高い。

一気にスター女優へと成り上がるネリー役のマーゴット・ロビーが眩しかったですね!

Twitterでも彼女の演技を高く評価する声が圧倒的に多いです。

「マーゴットを初めて観たのがこの映画で良かった」と思うぐらい強烈な存在感を放っていました。

ネリーの生き様にチャゼル節が効いていて最高!ってなった。

悪い評価

  • ラストのあのシーンはちょっと…
  • 後半になるにつれてつまらなくなった

「バビロン」では、終盤に昔の映画や有名映画にちなんだ場面があります。

これは序盤にマニーが語った夢についての映像なのですが、こういう表現は好き嫌いは分かれるかもしれません。

ちなみに終盤で流れた映画については、映画評論家の町山智浩さんがnoteにまとめているので、気になったかたはこちらをどうぞ!

「バビロン」は前半のスターへと駆け上がる疾走劇と比べて、後半は展開が遅くなりド派手な演出も控えめになります。

前半のようなスピード感で駆け抜けたいという人は、このような評価になる可能性がありますね。

ただ「スターになって幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」のようなお話を嘘くさく感じる人は、結構好みなんじゃないかと。

デイミアン・チャゼル監督作が好きな人は、バッチリはまると思います。

まとめ

映画「バビロン」のご紹介でした。

ブラピの貫禄はもちろん、マーゴット・ロビーの輝きも楽しめる映画です。

「チャゼル監督の最高傑作」というぐらい私の中で大ヒットしましたし、評判を見ても劇薬のような魅力があります。

ただのサクセスストーリーではなく、毒が効いているのでチャゼル監督作の厳しさが好きな人は、ぜひ観てほしい作品です。

  • 「乱痴気騒ぎ」と聞くと血が騒ぐ
  • とにかく非現実的な雰囲気を味わいたい
  • 山あり谷ありのジェットコースタームービーが観たい

そんな方におすすめです。

ド派手な乱痴気騒ぎは大きなスクリーンで味わってこその魅力があります。

今すぐ映画館に行きましょう!

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イラストキネマのオーナー、サオリでした。

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