こんにちは!
イラストキネマのオーナー、サオリです。
ご来館ありがとうございます。
突然ですが、恋愛映画はお好きですか?
私の周りでは恋バナ好きの女性に恋愛映画好きが多く、恋愛映画が好きな男性はあまりいません。
私も一応女性ではあるのですが、恋バナも恋愛映画もどちらかというと苦手です。
そんな私でも「これは!」と思った恋愛映画がいくつかあります。
今回はそんな私のおすすめ恋愛映画を、洋画にしぼってご紹介。
- ちょっと変わった恋愛映画が観たい
- 男女が出会ってハッピーエンド!な王道が苦手
- 恋愛映画はワンパターンでつまらないと思っている
そんな人にこそ観ていただきたい作品ばかりです。
それでは見ていきましょう!
恋愛映画が苦手な理由と、おすすめ洋画
私が恋バナを苦手だと思う理由の最たるものが、「他人の恋愛事情に興味を持てない」。
他人の恋愛事情より連載中のマンガの続きが気になる小学生男子みたいな残念なハートを持っています。
見た目は大人!
頭脳はクソガキ!
知り合いの恋バナも楽しめないのに、架空の人物の恋愛事情なんて楽しめるわけがありません。
実際恋愛映画の予告を見ても、「ハイハイどうせ最後は結ばれるんでしょ」と決めつけてしまい、興味を持てないことがほとんどです。
そんな私が興味を持って自発的に観て「これは他の人にも観てもらいたい!」と思った洋画を、4本ご紹介。
どれも恋愛映画にありがちなあらすじでなく、私と同じように恋愛映画が苦手な人にこそおすすめです。
妄想が現実に!?「ルビー・スパークス」
1本目は「ルビー・スパークス」。
小説家のカルヴィン(ポール・ダノ)は、デビュー作がヒットし“天才”と称されていたが、そのプレッシャーで次回作が書けないでいた。
ある時セラピストのアドバイスで、ポールは夢に出てきた女の子・ルビーを主人公にした小説を書き始める。
おかげで調子を取り戻すも、小説を書くうちルビーに恋をしてしまったカルヴィン。
実在しない相手に恋をしている状況にむなしさを感じるカルヴィンだったが、彼の目の前にルビー(ゾーイ・カザン)が現れた。
二次元のキャラに恋をした人が一度は妄想する「このキャラが現実にいたらなぁ…」を描いたのが本作。
理想の異性が現実に現れるだけでなく、カルヴィンはルビーを自由自在にコントロールできます。
「何それ最高じゃん!」と思うかもしれませんが、「思い通りにできるのに、思い通りにならない」という不思議な事態になり、最後はホラーの様相を呈していくんです。
「何でそんなことになるの!?」と思いますよね。
でもなるんです。
何よりすごいのは、作中で泥沼カップルとなったポールとゾーイが共演をきっかけに付き合い始めたこと。
2018年にはお子さんも生まれています。
二次元好きは血を流しながら観ることになるかもしれませんが、だからこそ二次元好きの方におすすめです。
失恋が尊くなる「エターナル・サンシャイン」
2本目は「エターナル・サンシャイン」。
恋人・クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)と別れたジョエル(ジム・キャリー)に、ラクーナ社から手紙が届く。
手紙には、「クレメンタインはジョエルについての記憶を消した」と書かれており、ショックを受けるジョエル。
「それなら自分も!」とクレメンタインに関する記憶を消すため、ラクーナ社へと向かうジョエルだったが…。
失恋の辛さを知っている人の心に間違いなく響く本作。
私が一番好きなのは、記憶除去手術を受けている最中のジョエルの葛藤。
クレメンタインとの思い出が次から次へと消えていき、「やっぱり忘れたくない!」と思うジョエルですが、手術は途中で止められません。
それでも大切な人との思い出を忘れないように奮闘する姿が、もう涙なしでは観れないんですよ。
ミシェル・ゴンドリー監督ならではのかわいらしい非現実的な映像も素晴らしいです。
人を好きになることの尊さをこれ以上描けている映画はないと思います。
「エターナル・サンシャイン」をより楽しめるようになると思えば、失恋も怖くない!
パンク娘にキュンキュン「ドラゴン・タトゥーの女」
3本目は「ドラゴン・タトゥーの女」。
先に制作されたスウェーデン版ではなく、デヴィッド・フィンチャー監督作の方です。
40年前に起こった少女失踪事件。
ジャーナリスト・ミカエル(ダニエル・クレイグ)は、資産家から失踪事件の真相解明を依頼される。
天才ハッカー・リスベット(ルーニー・マーラ)も加わり調査を進めるうち、二人は資産家一族の闇に迫ることに。
あらすじだけ読むとミステリー映画に思えますが、私にとってはラブストーリーです。
ラブストーリーと言い張ります。
リスベットはパンクファッションに身を包んだ無口・無表情・無愛想の三拍子揃った女の子。
些細な表情の変化がたまらなく愛しくて、キュンキュンするんですね。
リスベットはワケありの過去を抱えており、非常に孤独な生活を送っています。
対してミカエルは名の知れたジャーナリスト。
出会うはずのない二人でしたが、汚名を着せられたことでミカエルはリスベットと同じ社会の階層に落ちます。
映画の軸となる40年前の失踪事件は、二人が出会い、お互いを理解していくきっかけに過ぎません。
ジャンルを気にせず観ても楽しめますが、リスベットの心情の変化を想像しながら観るのもおもしろいですよ。
ラストにときめく「ファイト・クラブ」
4本目は「ファイト・クラブ」。
3本目の「ドラゴン・タトゥーの女」と同じくフィンチャー監督作です。
不眠症を患った青年(エドワード・ノートン)は、自分の理想通りの男タイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)と出会う。
ある時二人が外で殴り合いをしていると、それを見ていた男たちが集まり、「ファイト・クラブ」を結成する。
毎週末地下室で殴り合いをするファイト・クラブだったが、男だらけの集団はやがて暴走していき…。
この映画もあらすじを見ると「どこが恋愛映画?」と思いますよね。
ですがここでもラブストーリーだと言い張ります。
言い張らせてください。
この映画で重大な役割を担うのが、マーラ・シンガー(ヘレナ・ボナム=カーター)。
彼女なくして、あのラストは成立しません。
この映画は特にネタバレを避けたいので詳しく書けずもどかしいのですが、ラストに最高にときめくんです!
「ラスト」って一瞬だけ登場するアレじゃないからね!
恋愛映画として観なくてもとんでもなくおもしろい映画で、ある人物の正体が明らかになった時のインパクトは、間違いなく記憶に残ります。
まとめ
恋バナが苦手な私のおすすめ恋愛映画4本でした。
どれも王道の恋愛映画にはない変わった魅力があるので、私と同じように普段恋愛映画を観ない人こそ楽しめると思います。
中には「恋愛映画?」と首を傾げるものもあるかもしれませんが、あくまで私の解釈なので見逃してくださいw
今回は洋画にしぼってご紹介しましたが、邦画にもいい作品があるので、近いうちにご紹介しますね!
気になった映画があったらぜひ観てみてください。
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イラストキネマのオーナー、サオリでした。
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