こんにちは!
イラストキネマのオーナー、サオリです。
ご来館ありがとうございます。
今回はスカーレット・ヨハンソン主演の映画「LUCY ルーシー」をご紹介します。
人間の脳は、10%しか機能していない
誰もが聞いたことある説から着想を得た本作は、「人間の脳が100%機能したらどうなるのか」を描いています。
「人間の脳は10%しか使われていない」というのは本当なのか?
この映画はどこまで現実的なのか?
などなど、他の方はどう観たのかも調べてみました。
脳が覚醒する「LUCY ルーシー」あらすじ
ごく普通に生活していた女性・ルーシー(スカーレット・ヨハンソン)。
ひょんなことがきっかけでマフィアの取引に巻き込まれ、体に取引材料の薬物を埋め込まれてしまいます。
密輸中に薬物が体内で漏れ出し、その影響で徐々に脳が覚醒していく…というあらすじ。
映画「LUCY ルーシー」では「人間の脳は10%しか機能していない」説を採用しており、ルーシーの脳も最初は10%しか機能していません。
覚醒していくにつれてどうなるかというと…
20%:外国語を短時間でマスターできる
30%:自分の髪の色や長さを変えられる
40%:目に見えないはずの電波が見えるようになる
と、「天才」の域を出て「超人」になっていきます。
リュック・ベッソン監督
「LUCY ルーシー」を監督したのはフランス出身のリュック・ベッソン。
彼を語る上で外せないのが「レオン」です。
家族を殺された12歳の少女・マチルダと殺し屋・レオンの物語に胸打たれた人も多いでしょう。
ストーリーはもちろん、映画初出演とは思えないナタリー・ポートマンの演技力の高さと美少女ぶりに心をもっていかれます。
リュック・ベッソンは他にも、「ジャンヌ・ダルク」や「ニキータ」、ノーベル平和賞を受賞したアウンサンスーチー氏の半生を描いた「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」などを監督。
意志の強い女性好きそう。
強いヒロインが出てくる映画でおなじみのリュック・ベッソンですが、SF「フィフス・エレメント」や、実在のダイバーをモデルにした「グラン・ブルー」など、多ジャンルの映画を監督しています。
「LUCY ルーシー」はリュック・ベッソンお得意の強いヒロイン映画なので、ファンは期待が高まりますね!
映画「LUCY ルーシー」を観た感想
予告編から「現実にはありえないことが起こるんだろうな~」とは思っていましたが、予想をはるかに超えて“なんでもあり”でした。
映画の中で現実にはありえないことが起こるのは不思議ではありませんし、むしろ現実ではありえないことを私は映画に求めています。
そんな私でも「いくらなんでもこれは…」とシラけるレベル。
外国語をマスターできたり電波が見えるようになったりするのは、「脳を覚醒させたらできるのかも」と思えるんですよ。
けどルーシーがどんどん強くなってマフィアをボコボコにしたり、手を振るだけで人を吹っ飛ばせたり…。
それって脳と関係あるの?と思うような“なんでもあり”な変わり方でついていけませんでした。
こうなってしまうと「この人は助かるの!?」「上手くいかないんじゃない?」といったハラハラ感がなくなって、何が起こっても「なんでもありだから」で済ませられちゃうんですよね。
すっごく正直な感想を言うと、観ていて全く楽しくなかったです。
「LUCY ルーシー」はどこまで現実的?
本作を観ていると「この映画で起こっていることは現実的にありえるの?」と気になりますよね。
- 人間の脳が10%しか使われていないのは本当なのか?
- 脳が100%覚醒したらルーシーがしていたことをできるようになるのか?
調べてみました。
あなたにも眠っている能力がある?
この映画で採用されている「人間の脳は10%しか使われていない」説はそもそも誰が言い出したのか。
調べてみると作家で哲学者のウィリアム・ジェームズやアルベルト・アインシュタインなど、複数の人物が登場。
この説の発祥は不明ですが、脳に対しての興味は人類共通なんだなぁと。
「脳を10%しか使っていない」ってことは、90%も未知の能力が眠ってる!って期待できて、夢のある話ですもんね。
まだ本気出してないだけ!
では私たちは実際に脳の何%を使っているのでしょう?
現代の医学者や科学者の間では「100%使っている」とされているそうです。
現時点で100%使っているなら、脳を覚醒させて新たな能力を開花!なんてことはなさそうです。
ですが脳のすべてが解明されたわけではなく、「人間は力を発揮したいときのために普段は脳の機能に制限をかけている」説もあるとか。
この説が正しかった場合、脳のリミッターを外せばルーシーが映画でやっていたようなことも可能…なのかもしれません。
タイムスリップはさすがに無理だと思うけどねぇ…。
「LUCY ルーシー」の評価
私は全く楽しめなかった「LUCY ルーシー」ですが、他の方はどうだったのでしょう?
高評価・低評価、それぞれの意見をまとめてみました。
高評価
- スカーレット・ヨハンソンがカッコイイ
- 脳が覚醒すると感情が薄れていく演技がすごい
- 子どもの頃の妄想を映画にしたみたいでおもしろかった
高評価のレビューでは「(主人公を演じた)スカーレット・ヨハンソンが良かった」という声が多かったです。
私も彼女目当てで観たので、「お客さんを入れる」という点は彼女のおかげで達成できたんじゃないかと。
脳が覚醒していくにつれて人間らしさ、感情を失っていく演技はリアリティが一切ない本作で唯一リアルでしたね。
大友克洋さんの代表作「AKIRA」に似てる、という声も。
普通に暮らしていた人間が能力を開花して変わっていく話が好き!という人にはウケそうです。
低評価
- 覚醒していくにつれてコントにしか見えなくなった
- 主人公が早い段階で最強になるのでドキドキしなかった
- スカーレット・ヨハンソンとモーガン・フリーマンの無駄遣い
低評価のレビューではやはり「強くなりすぎ」という声が多かったです。
映画でもある程度リアリティを求める人には主人公の変わり具合がぶっ飛びすぎてましたね。
スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマンと有名俳優をキャスティングしていますが、「この映画にこの二人はちょっともったいなかったな…」とは私も思いました。
スカーレット・ヨハンソンのルックスとスタイルを堪能するにはいい映画です。
まとめ
映画「LUCY ルーシー」のご紹介でした。
「人間の脳は10%しか機能していない」という現代では誤りとされる設定ですが、映画なので現実的にしなければいけないわけではありません。
だからといってなんでもありになってしまうと、それはそれで楽しめないんですよね。
そこらへんの線引きがもう少し違っていたら楽しめたかもしれません。
強いヒロインが好き
なんでもありな映画が観たい
映画は映画として割り切れる
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イラストキネマのオーナー、サオリでした。
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